ウッドブロックの修理

ちょっと珍しい仕事の依頼
近くのガラス工房の作家さんからの依頼で吹きガラスに使う道具の修理。
吹いたガラスを整える道具の様で持ち手が壊れてしまったとの事。
修理自体はそれほど難しい物ではないのですが、恐らく酷使して使われている道具。
木の状態等分からないのでとにかく慎重に作業を進めることにします。























先ずは本体の穴を少しだけ深くして、ホゾを深く入れられる様にします。























丸棒に丸ホゾを作って差し込んでいきます。
この時丸ホゾはホゾ穴より少し大きめに作っておきます。























ホゾを玄翁でたたいて木を締めてホゾを小さくしていきます。























差し込んでみてそれでも大きい場合はヤスリで削ります。
たたいて削ってこの作業を繰り返します。























思いっきり叩き込んで入れると相手側が割れてしまう恐れが有るので、
手力でぐぐっと入るくらいの固さに調整にします。























本体の木が湿っている状態だったので水に影響されないエポキシボンドで
接着します。























クランプで圧着します。























これで完成。
主に根元を持って使うとの事でしたので、ガラス作家さんと相談しながら
手がかかりやすい様側面を平たく削りました。






























裏側です。























柄の端はこんな感じで削ってみました。